唯一の被爆国 -日本- の選択
毎年8月、この日には特別な想いにさせられる。
8月6日、広島原爆投下の日
8月9日、長崎原爆投下の日
今から73年前の1945年。
数万人の一般市民が一瞬で、その強烈な熱線や爆風で命を落とした。
或いは、数十万人もの人々が被爆したことによって、数ヶ月以内に命を落とした。
人類史上、決して忘れてはならない日だ。
核廃絶の動きとして昨年、大きな出来事があった。
2017年のノーベル平和賞を核兵器廃絶国際キャンペーン(ICAN)が受賞。
(ICANは核兵器禁止条約の成立に貢献してきたNGOの連合体)
以下、PEACE BOATホームページより引用
2017年3~7月にニューヨーク国連本部で条約交渉会議がコスタリカを議長に行われ、7月7日、122カ国の賛成投票により核兵器禁止条約は成立。
中略
日本政府は核兵器禁止条約に反対しています。政府は、日本の平和のためには米国の核兵器が必要、だから核兵器を全面禁止する条約には反対だというのです。しかし唯一の戦争被爆国として、そのような態度が許されるでしょうか。ICANに集う世界の多くのNGOは、日本のこの矛盾に気がついており、日本の市民社会が政府の姿勢を改めさせることを期待しています。
http://peaceboat.org/21213.html
ICAN(核兵器廃絶国際キャンペーン)とは?ノーベル平和賞受賞の背景を解説します | 国際交流NGOピースボート
唯一の被爆国日本が、核兵器禁止条約に反対するというゆゆしき事態に
日本外交の限界を感じざるを得ない。
これは、日米の政治的な関係性が根本から変わらない限り、
その答えは変わらないままだと思う。
唯一の被爆国、日本の国民として、
犠牲となった多くの方々の鎮魂の思いを絶やさずに、
全世界の核兵器の廃絶を祈願し続けます。